移民のこどもの教育 その2

ある日の昼下がり。「今から子どもたちの英語&ネパール語のレッスンをするけど来る?」って言われたので、「行く!」と即決で出かけて行きました。

もうちょっと早く言ってくれたら都合をつけるのにっていうパターンが続いたので、最近ではそろそろくるかもっていうタイミングの日は予定をいれないようにすることにした。(だって前日とかひどい時は当日にお誘いの声をかけてくるんだもの)ネパリとのお付き合いもずいぶんと長くなり、だんだんと要領がわかるようになってきました。学習してるわ、私。

今回参加したのは小4女子と5才男子ふたりの3人。この3人は日本生まれなので、日本語はナチュラルだし、英語もわかるし、なんなら母国語のネパール語が一番苦手かもっていう状態。
話したり聞いたりするのは不自由しないけど、読んだり書いたりするのは努力が必要なようです。

それにしても、このまま日本在住の子どもたちが増えていくのかと思いきや、最近では日本にいたら英語ができなくなるからと、ネパールの学校を選ぶケースが出てきている。ネパールの学校だったらネパール語の科目以外は英語で勉強するし、なんなら年を前倒しして入学できたり、朝から夕方まで学校で過ごしたり、小学校から寄宿舎があったりと学習環境もいいし、親にとっても負担が少ないのがメリットみたい。(お家によっては料理や掃除をするお手伝いさんを雇ったりするのでさらにお母さんの負担が減る)

円安で実質的な手取りが目減りしていたり、永住権がなかなかもらえないのもマイナスポイントらしい。「オーストラリアやアメリカは3年でもらえるのに日本は10年でももらえない!」って怒っている人がいた。一度日本に来ても、英語圏の国にトライしなおす人もいるし、そんなこんなで選ばれない日本になっていくんだろうな。悲しい。

danfeproject2998

2009年より岡山とネパールの民間交流の活動を始めました。今では在岡ネパール人の生活相談や通訳翻訳、ネパール雑貨の販売など多文化共生のいろいろをSDGsを絡めながらしています。

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