さて、某私立の高校に入学したネパリ(ネパール人)のSくん。
彼はお父さんが日本でカレー店を何店舗も経営するいわゆる勝ち組。
小学校の時に呼び寄せらせ、途中おばあちゃんが「孫がひとりもいないのは寂しい!」ってんでネパールに戻され、コロナの時に「家族が生き別れになるのは困る!」ってまた日本に呼び寄せられたりと、大人の事情で行ったり来たりさせられている割には素直に育っているのだか、ここへ来てまた問題が。
彼の入学した学科はこの時期全員が留学をするのだけれど、第一希望のオーストラリアにはビザが不許可になってしまい、留学できないことになってしまったのだ。
それってオーストラリアがネパール人の入国を嫌がっているということ?ネパールの国が悪いのか、はたまたネパール人が悪いのか。
しかたがないので気を取り直し第二希望のカナダにビザ申請をしたらしいが、こちらも許可が出るのか出ないのか微妙なところ。
どちらにしても同級生と一緒には出発できないことは確定してしまい、本人凹んでいるのかと思いきや、どうもそうではないみたいで、カナダへの申請のために東京に行かなくてはいけなかったけど、それもひとりで夜行バスに乗って行って帰ってきたんだとか。
あらま。
あれやこれやあっても想定内であんまりじくじく悩まないのはポジティブでいいんだけどね。そのうち自分のナショナリティが嫌になったりしないかしらね。