はじめまして。

ダフェプロジェクトの江見優子といいます。

私は14年間岡山市の国際交流関係の部署で働いていました。

近年、外国にルーツのある人たちが日本にやって来て暮らしを築いています。

岡山でも例外ではありません。行政も多文化生のまちづくりを推進しており、多言語の相談窓口を設置したり、やさしい日本語で生活情報・災害情報を発信したりと努力をしていますが、当時、日常的に外国の皆さんと接していて思ったのは、わざわざ役所の窓口に出向いて相談をするのは負担に感じているようだ、かといって他にどこから欲しい情報を得ればいいのかわからず知人の不確かな情報を鵜呑みにしているのではないかということでした。

支援が必要な外国の方がこぼれおちないようにするためにはどうしたらいいのだろうか。 それが国際交流・多文化共生の働きかけをする「ダフェプロジェクト」を立ち上げ、活動するようになったきっかけでした。

活動をしていて特に私が大事に思うのは横のつながりです。岡山にはすでに国際理解、国際協力、国際貢献の活動をしている団体がたくさん存在しています。そのような団体とも時には連携してイベントや啓発活動をするのも大事だと思っています。

お陰様で活動を続けていく中で、2017年には「ESD岡山アワード2017」の岡山地域賞を受賞させていただくことができました。

たくさんの方との出会いを通して、当初活動の中心であったネパール国内での活動に留まらず、今は地元岡山で多文化共生のまちづくりを応援しようと、SDGsの目標8「働きがいも経済成長も」や目標11「住み続けられるまちづくりを」などを意識しながら活動を続けています。

<プロフィール>

3年間のアメリカ滞在を経て日本に戻り、人生の半分以上を岡山で暮らす。

14年間岡山市の国際交流関係の外郭団体に勤務。

2009年から岡山とネパールを繋ぐ民間交流の活動を開始し、2014年に合同会社ダフェプロジェクトを設立。

2017年には「ESD岡山プロジェクト岡山地域賞」を受賞。

2020年には任意団体ダフェプロジェクトも併設。

茨城県水戸市出身。

現在は国際交流、国際理解、国際貢献のための出前講座や、在岡ネパール人の生活支援を通して多文化共生社会の啓発活動などをしている。